オンコタイプDX乳がん再発スコアⓇプログラムが提供する予後予測と効果予測
注)オンコタイプDX乳がん再発スコアプログラムは、オンコタイプDX乳がん再発スコア検査と日本向けに開発したソフトウエアを組み合わせたプログラム医療機器です。ここでは、オンコタイプDX乳がん再発スコア検査について概説します。
予後予測検査とは?
予後予測は疾患の進行に関係しています。予後予測バイオマーカーは、受ける治療内容にかかわらず予想されるがんの転帰(例:疾患の再発、進行又は死亡など)についての情報を教えてくれます1。
効果予測検査とは?
化学療法の効果予測は、ある治療が疾患の進行に及ぼす影響に関係しています。あるバイオマーカー(例:再発スコア®結果)が効果予測的であるとは、そのバイオマーカーが陰性の場合と陽性の場合において、対照群と比較した実験群の治療効果の程度の差を予測することを言います1。
バイオマーカーが潜在的に効果予測的かどうかを判定するには、バイオマーカー、治療群および転帰間の交互作用の正式検定で統計学的に有意(交互作用のp値<0.05)である事を示さなければなりません1。
オンコタイプDX乳がん再発スコア検査は、化学療法の効果予測が交互作用の正式検定で実証されている検査です2,3。この検査は予後予測検査であると同時に、内分泌療法に加えて化学療法を追加した場合に、遠隔再発又は死亡のリスクをどの程度減らせるかについての情報を提供します。
効果予測検査を用いることで、適切な治療を適切な患者さんへ結びつけることができます1
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